挫折を超えて ~起業への決意~

アラフィフの老害化

人生には思いもよらない転機が訪れるものです。私にとって、その転機は今年のたった半年間に凝縮されていました。

家族の突然の病。
毎日病院に通う中で、仕事との両立に苦心し、会社には多大な迷惑をかけることになりました。出張が必須の業務でしたが、半年間はテレワークでの対応を余儀なくされました。

そして追い打ちをかけるように、私自身が交通事故に遭遇。右腕の麻痺という後遺症は、これまでの仕事の継続を困難にしました。「これ以上、会社に迷惑はかけられない」—その思いが、退職を決意させる大きな要因となりました。

しかし、人生の危機に見えた出来事は、新たな扉を開く鍵となったのです。

退職の話を聞きつけた、ある経営者との出会いが全てを変えました。「会社を作って自分で仕事してみたら?」というその一言。そして「仕事は『するもの』ではなく『楽しむもの』なんだよ」という言葉は、私の心に深く刻まれました。

残された人生—15年か、もしくは25年。この貴重な時間を、本当に自分らしく、有意義に過ごしたい。その思いが、起業という新たな挑戦への第一歩となりました。

次回は、起業後に直面した様々な経験についてお話ししたいと思います。
皆様の人生にも、きっと参考になる部分があるはずです。

(次回に続く)

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